久保田(くぼた)城

碑の左側に見える白い物は看板だが、生い茂る雑草に囲まれ見ることができなかった。


2015年9月21日撮影


◆別名

佐脇村古城

 

◆所在

豊川市御津町上佐脇西区

 

◆交通

 

◆歴史

南北朝時代に久保田氏の手によって築かれた城。

南北朝時代が終わると、久保田氏は帰納したと言われているが、明治20年の村譜には『久保田氏旗本の城あり』と記されているため、城館としては残されていたのかもしれない。

※旗本として当地の久保田氏の系譜が存続していたかは不明

 

南北朝終焉の際、南朝方の高井主膳と北朝方の高師兼などの軍勢が石巻山城近辺で戦っており、高井主膳は敗北している事から、久保田氏はこの戦いの時に南朝方に組みして、帰納をさせられたとも考えられるが、詳細は不明である。

 

◆現在

遺構は残されておらず、JAセンターの脇に碑と看板が立てられ、看板の前にはいわくありげな大石が有るはずだが、2015年9月に訪問した際は生い茂った雑草に埋もれており、看板すら見る事ができなかった。